標準入出力

標準入出力に関する tips．標準出力は print 関数で純分のため，主に標準入力について扱う．

参考

• Python3 で競技プログラミングする時に知っておきたい tips（入力編）(Qiita, 2019/04)

基本

• 入力用いる関数
  • input() 文字列として 1 行分の入力を受け取る．整数として利用するためにはキャストする必要がある．
  • input().split()input で 1 行の文字列を入力として受け取り，split で文字列を空白で区切ったリストを作る．

1 行で大量の入力を行う

sys.stdin.readline() を使うと入力が早くなることがある．このとき，Python の組み込み関数 input を以下のように上書きすると良い（競プロ以外のコードではこのような書き方は良くないので注意）．

import sys
input = sys.stdin.readline

1 行，文字列 1 つ

• 入力

S

• コード

s = input()

1 行，整数 1 つ

• 入力

N

• コード

n = int(input())

1 行，整数 2 つ

• 入力

N M

• コード：整数 2 つ

# 空白区切り
n, m = map(int, input().split())
# カンマ区切り（`split` の dilimiter を変更する）
n, m = map(int, input().split(','))

• コード：整数 3 つ

n, m, k = map(int, input().split())

N 行，整数 N 個

• 入力

N M
a_1
...
a_n

• コード

n, m = map(int, input().split())

入力行に制限が無い場合

例）CSV の入力

CSV ファイルなど，ヘッダーとそれ以降の行を入力するという状況においては，入力行に制限が無い場合がある．

col1,col2,col3,...
num11,num12,num13,...
num21,num22,num23,...
...

• コード

header = input().split(',')
rows = []  # 行を格納するための空リスト
while True:
    try:
        # 各行の入力
        inp = list(map(int, input().split(',')))
        # 行を格納する
        rows.append(inp)
    except:
        break